コトコネ

2021年12月31日 コトコネは完全閉店(生地販売から撤退)いたしました。
長い間、ありがとうございました!

コトコネは本当に存在したのか?という疑問を持ってこのページにたどりついてしまった方のために、最低限の情報のみココに残しておこうと思います。

コットンコネクション
The Cotton Connection Fabrics 

2004年から2021年まで続けた手芸店です。東京自由が丘の店舗またはインターネットでのバティック・むら染め生地の販売をメインに、各種手芸教室の開講、イベント出店など行ってきました。以下の内容は当時の情報であり、閉店後、更新はしておりませんのでご了承ください。

DotBatiks

コトコネオリジナルのバティックです。

コットン100%のやわらかいバティックで、細かいドット柄が特徴です。
DotBatiksの色は全部で57種類。SOLID(ドットのないバージョン)は10種類。全部で67種類です。

Fossil Fern

BENARTEX社のロングセラーファブリック。ハワイアンやパッチワークに合わせやすいむら染めプリント。やわらかく手縫いでも縫いやすい、当店で一番長く活躍してくれている生地たちです。
扱うのは121種類。それぞれが個性的でとてもきれいな色合いです。

オーナー紹介

松波 聖子 キルトアーティスト / ショップオーナー

キルト歴 :約26年
1999年ミシンキルトを学ぶためアメリカへ留学。一般キルター宅(Portland Oregon)や、キルトショップオーナー宅(Phoenix Arizona)にホームステイ。ショップの手伝いなどを通して生のアメリカキルト文化を体験。また、ショップやイベントで行われる様々なクラスを受講したり、キルトギルドに参加してテクニックを学ぶ。

The Quilted Apple in Phoenix AZ
The Bernina Connection in Phoenix AZ

・2004年 Quilt Competition QUILT ODYSSEY in PA USA 「Mitch’s Motorcycle」 入選
・2004年 Quilt Competition QUILT ODYSSEY in PA USA 「Shaun’s Jeep」 入選
・2005年 世界キルトカーニバル in 名古屋 「フランスの風」 奨励賞
・2009年 東京国際キルトフェスティバル キルト大賞 「未来へ」 上田葉子審査員賞 受賞

愛用マシーン:BERNINA160、リッカーホリデーヌ 1230、ブラザーQuilt Club
趣味:絵画、読書、ドライブ、英語・フランス語。
好きな食べ物:ラーメン、パン、夫の手料理全般。

絵画歴 : 幼少から絵画に親しむ。
6才から水彩画、12歳から油絵や木炭デッサンを学び始め、大学では美術を専攻。卒業制作は水彩画。
今の「布で絵を描く」スタイルの基礎となりました。

水彩画と油彩画

尊敬するキルター :Laurene Sinema

1999年Laureneと
イベントのブースにて

アメリカ留学中にお世話になったLaurene。レッドワークなどの刺繍やアップリケを専門としたキルトアーティスト。
またアリゾナ州で一番最初にオープンしたキルトショップのオーナーでもあり、たくさんの生徒を持つ先生でもありました。
アリゾナ・フェニックス滞在中は彼女のキルトショップ「The Quilted Apple」にていろいろなお手伝いをさせてもらいました。
多くの人に惜しまれて2003年この世を去りました。
私がショップオープンを決断し、キルト作家を目指すことになったのも、 このことが大きなきっかけでした。
フェニックスを去る最後の日に一緒にランチをし、その時に言われた、「やろうと強く思ったことは必ずできるよ」という言葉は今でも忘れずにいます。

Val Sparks(Bernina Connectionオーナー) , Sharon Bishop

上記の二人は、キルト留学中のホストマザーです。Sharonは私の始めてのミシンキルトの先生です。
そして、英語の先生でもあります。Valは現在、Laureneの意志を継いで別のキルトショップ(BERNINA CONNECTION)を立ち上げ成功し、キルターとして、キルトショップオーナーとして尊敬する女性です。
彼女とは毎晩のように裏山までウォーキングをし、ワインを飲んでは語り明かす、キルトとは無関係のところでも楽しかった日々を思い出します。

THE BERNINA CONNECTION https://www.berninaconnection.com/index.htm

「コットンコネクション」名前の由来

留学中にお世話になったホストマザーVal Sparksはアリゾナ州フェニックスにて有名な
「Bernina Connection」というキルトショップを経営しています。
お店での接客はいつも笑顔。たくさんいるスタッフとも常に仲良く協力し合っていました。
そんな彼女のように仕事においてもプライベートにおいても明るく前向きな姿勢を忘れずにいようと思います。
生地と生地、ひととひとをつなぐConnectionという単語をもらい、手づくりの楽しさや生地を通して出会った人との関わりをずっと将来までつなげていけたらと思っています。

コトコネの歴史


1999年、オーナーの松波聖子がアメリカのオレゴン州・アリゾナ州にキルト留学。作品作り、クラス開講などを経て手染め生地のネットショップをオープン。
その後2004年名古屋・大阪・横浜・東京などの各フェスティバルに出店を経験し、2005年に実店舗を東京目黒区の西小山にオープン。その後、自由が丘へ移転。

2009年6月に閉店後、神奈川の逗子にてオンラインショップ運営をしながら子育てをしていたが、2011年10月にて一旦休業。

2013年オンラインショップ復活。
岐阜市にてイベント出店、自宅アトリエ公開イベント開始。この間、1月の東京国際キルトフェスティバル(東京ドーム)には毎年出店。
2016年3月、コットンコネクション自由が丘復活
一年後、やむなく(またしても!)実店舗閉店。初心にもどり、オリジナルバティックとむら染めだけを扱うオンライン生地専門店として再スタート、現在にいたる。

※2020年現在、東京ドームでの東京国際キルトフェスティバル出店はしておりません。長い間、毎年通ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。

【コメント】
コトコネをはじめてから16年が経ちました。山あり谷あり、たくさんのお客様、生徒さん、スタッフに支えられ、いろいろな人生経験をさせていただきました。迷惑をかけたこともたくさんありました。スタッフの大変さに気づくことも出来ず自分ばかり突っ走っていた時期もありました。もう連絡も出来なくなってしまったスタッフも数名。この場で謝ります。あの頃一緒にコトコネを盛り上げようと力を貸してくれてありがとう。楽しかったよ。皆のおかげで今日があります。

さて、気まぐれなコトコネ。この先はどうなるかな?

と書いてから一年後、ようやく決断いたしました。2021年12月31日に閉店することにいたしました。これまでお世話になった皆様、本当にありがとうございました。(2021年9月12日更新)